沿革

1985年に菊池久男会長が高橋豊見専務ほか数名の社員と共に㈱キクホーを創業してからから35年。菊池和臣社長の就任で、新たな時代へ。

沿 革

昭和60年4月 北上市村崎野にてキクホー製作所を創業
昭和62年4月 法人組織化し商業を有限会社キクホー製作所 代表取締役社長に菊池久男
平成3年8月 業務拡張の為 北上市藤沢に新築移転
平成6年3月 第6回全国精密板金技能フェアー銅賞受賞
平成9年 レーザー加工機2KW(アマダ)
平成13年 タレットパンチプレスVIPROS-Z358NT(アマダ)
平成17年8月 西側に工場増設 部品洗浄、検査拡張
平成20年1月 NCTシングルヘットパンチプレスHMX3510NT 新規導入
CTS900NTタッピングマシン(アマダ)
平成22年4月 株式会社キクホーに改組、改称
平成22年12月 工場機械増設による電力不足解消の為、キューピクル新設
平成23年9月 東側に工場増設、レーザー・パンチ複合機 LC2012-C1NT 新規導入
HMX棚付き材料自動送り装置ASR48M(6段) 新規導入
平成23年9月 アマスペースAMS-1048(材料棚)4台 4×8・10段 追加導入
平成24年6月 代表取締役 菊池和臣就任
平成26年1月 インバータテーブルスポット溶接機TSⅢSNT 更新
平成26年1月 レーザー溶接機 SRY-45P 2台(日本ウエルデング) 新規導入
平成29年2月 スタット溶接機 GUNMAN1000Ⅱ(アマダ) 更新
サーボベンデグマシンEG6013(アマダ) 新規導入
平成29年9月 レーザー加工機FOM23015NT 4KW(アマダ) 更新
平成30年5月 CNCタレットパンチプレスEMZ3510MⅡ(アマダ) 更新
令和3年4月 南側に工場増設
小型形鋼用パイプ切断機バンドソー KHA400(アマダ) 新規導入
令和3年5月 曲げ加工ハイブリットドライブベンダー
自動金型交換HG1003ATC(アマダ) 新規導入

 

創業時を振り返って

創業時を振り返ってお聞きした、会長と専務の談話をまとめました。弊社の沿革の一つとしてお楽しみください。

「うしろを振り返るヒマがなかったなぁ」と語る菊池久男会長。高橋豊見専務と顔を見合わせて笑う。

当時、地元の優良企業に勤めていたが、思い切って脱サラという道を選んで会社を立ち上げた会長と専務。

「ちょうど、オイルショックの影響から人員整理の話が持ち上がって、あの時はよく決断したものだ」と二人は口を揃え当時を振り返る。

退社後はそれぞれ独立に向けての充電期間として、会長が営業に奔走する一方で、専務が技術者としてものづくりの現場を担当した。

そして、昭和60年4月にはキクホー製作所を設立させた。

社名に由来するキクホーは菊池久男社長の「キク」に高橋豊見専務の名前から「ホー」を取り、二人の固い決意と深い絆の証とした社名である。

創業から二年後には法人化にこぎつけたものの、しばらくは苦しい時代が続いた。

「思ったようには製品が売れなくて、ずいぶん辛抱したなぁ。」と会長が語れば、
「あのころ開発した部品のひとつ”治具”がヒットしたのは大きかったなぁ。」と専務。
売り込みに懸命だったと会長と、技術の試行錯誤の繰り返しだった専務。当時は常に二人三脚で走ってきた。

「二人とも血液型はB型なんだよ。これがお互いに切磋琢磨して頑張るんだよナー」と顔を見合わせ笑う。

互いにこだわわりをもって譲らず、ぶつかり合ったことも今では懐かしい思い出となった。

業務内容は、創業から今日まで一貫して半導体装置関連部品の製造から精密部品加工が主流で、設計試作なども行っている。

現在は社長を譲り会長となったが、当時から一貫して変えていない「ものづくり」への想いは、しっかりと、社長へ、そして社員へと受け継がれている。

「数々の経験と実績をベースに、確かな製品を生み出します」

「卓越した技術が生んだ製品が、最先端のテクノロジーを側面から支えます」

この言葉には二人の信念がある。

「辛い時代を乗り越えてきただけにお互いの気持ちがよく分かる」と菊池会長。「女房よりも知り尽くしているかも」と専務。
二人の共通した趣味はゴルフと居酒屋でのカラオケ。「紆余屈折の当時の酒はうまかったなぁ・・・」と、二人の会話は終始笑いの中からも、しっかりと信頼関係が伝わってくる。

応接室には二人が積み上げてきた多くの感謝状がさん然と輝いている・・・。

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